ねみぶろぐ

自分以外の誰かになりたい

14歳の私へ

 

春風が心地よくなってきて、少しずつ上着が要らなくなってきた頃。

毎年、今年はどうしようと考えています。

当たり前に歳は立派にとっているのに、体は衰えていくのに、私の頭はずっと14歳で止まったままです。

私が大事にして来なかったもの、無駄にしてきたもの、そしてその様々な後悔が私をいつまでも離してくれません。

 

守るべきものはもう既にあるのに、私はまだ朝が来る度に「また今日も生きるのか」と考えてしまいます。

責任自体は少しずつ大きくなってきているのに、私だけいつも前に進めない。

「ごめんなさい、こんな自分だから貴方にも自分を愛することを教えてあげられないかもしれない」と嘆いたこともありました。

 

全てが完璧じゃなくていい事はとっくに知っているのに。

人を慰めるのは1丁前に上手い私ですが、自分のことを好きになることは恐らくこれから何年もずっと出来ないままだと思います。

 

誰かのせいにできるほど、もう若くないです。

私がこんな人間になってしまった事、一軒一軒家を回って謝ってしまいたいくらいです。

 

だから少しでも心の足しになるように、いつかは死ねるんだよと思うようにします。

桜が散り際も美しいように、桜になれずともいつか散る時に少しでも自分に今まで生きてくれてありがとうと言えるように、それまで頑張ろうと思います。

また春が巡って、いつか15歳になれる日が来ることを願っています。